村田兼一 『心臓を奏でる姫君』 秘儀的エロスの寓話 肉筆サイン入り写真集！ カード1枚付いています。 ======== 私に「心を宿す」という 心臓をください。 ―――――――― ― ――― 「髑髏と私」00併録。 生と死を手懐ける、村田兼一の新境地。 ―――――――― ― ――― モデルを囲む草木やキノコなどは怪しげな様相で、心臓は天からの授かり物として神秘性を湛え、モデルと心臓がチューブで繋がれた様などは似非科学者の実験わ思わせる。 画面に漂っているのは、やはり変わらぬ魔術的なオーラだ。 村田兼一の新たなステージの兆しを、じっくり味わっていただきたい。　　ー沙月樹京 ―――――――― ― ――― 定価3.436円(税別) 2024年6月6日初版 （有）アトリエサード 発行

珠かな子「九相図　遺恨」 model.悠歌 2024年 局紙、バライタ、2L判サイズ 額付き(18×23cm) 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「九相図　死神」 model.悠歌 2024年 局紙、バライタ、大四ツ 額付き(42×33cm) 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「九相図　壊相(えそう)」 model.悠歌 2024年 局紙、バライタ、大四ツ 額付き(33×42cm) 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「遠国の二人　微睡」 model.たま 2024年 局紙、バライタ、ポストカードサイズ 額付き(20×24cm) 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「遠国の二人　二人の記憶」 model.たま 2024年 局紙、バライタ、大四ツ 額付き(39×47cm) 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「遠国の二人　半神」 model.たま 2024年 局紙、バライタ、大四ツ 額付き(39×47cm) 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「流転」 2023年 局紙 バライタA6写真 こちらは額付きです。 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「輪廻」 2023年 局紙 バライタ写真 こちらは額付きです。

珠かな子「根無草」 2023年 局紙 バライタL判写真 こちらは額付きです。 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「哀悼」 2023年 局紙 バライタ A4写真 こちらは額付きです。 珠かな子:Tama KANAKO 1988年大阪生まれ 2021年個展「玉手匣」デビュー　神保町画廊 2014年個展「おもちゃ箱」神保町画廊 個展「マタギタマ」神保町画廊 個展「珠かな子写真展」green&garden 出展ART OSAKAみうらじろうギャラリー 2019年写真集『いまは、まだ見えない彗星』出版 個展「あまくて、かなしい」神保町画廊 2021年個展「蜜の魔法」神保町画廊 2021年写真集『肌に降る七星』七菜乃 出版 個展「肌に降る七星」神保町画廊 2023年写真集『蜜の魔法』出版 個展「見るなの禁忌」神保町画廊

珠かな子「胚珠」 2023年 局紙 バライタL判写真 こちらは額付きです。

悠歌「梵我一如」 self portrait デジタルプリント 329×242mm シートのみ 2024年9月 髑髏の中の髑髏2024 初出 悠歌Haruka 台湾に10年間在住歴あり。 現在大阪在住。　 2022年 主に村田兼一、珠かな子のモデル。 本格的にセルフポートレート制作開始。 2023年4月 神保町画廊にて初個展。 　音楽活動 2021年から独学でDTMを勉強し、 SoundCloudにて制作曲を配信中。

悠歌「涅槃」 self portrait デジタルプリント 329×242mm シートのみ 2024年9月 髑髏の中の髑髏2024 初出 悠歌Haruka 台湾に10年間在住歴あり。 現在大阪在住。　 2022年 主に村田兼一、珠かな子のモデル。 本格的にセルフポートレート制作開始。 2023年4月 神保町画廊にて初個展。 　音楽活動 2021年から独学でDTMを勉強し、 SoundCloudにて制作曲を配信中。

悠歌「渇いた祈り」 デジタルプリント 329×242mm シートのみ 悠歌Haruka 台湾に10年間在住歴あり。 現在大阪在住。　 2022年 主に村田兼一、珠かな子のモデル。 本格的にセルフポートレート制作開始。 2023年4月 神保町画廊にて初個展。 　音楽活動 2021年から独学でDTMを勉強し、 SoundCloudにて制作曲を配信中。

悠歌「生と死の幻想」 デジタルプリント 329×242mm シートのみ 悠歌Haruka 台湾に10年間在住歴あり。 現在大阪在住。　 2022年 主に村田兼一、珠かな子のモデル。 本格的にセルフポートレート制作開始。 2023年4月 神保町画廊にて初個展。 　音楽活動 2021年から独学でDTMを勉強し、 SoundCloudにて制作曲を配信中。

月夜乃散歩 アルビノ「祈り」 ed.15 2023(1) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩 階段 ed.15 2023(2) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩 安らぎのユートピアに不可解な恐怖が降り注ぐ ed.15 2023(3) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩 穏やかな目覚め ed.15 2023(4) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩 何時もの廊下に舞う狂気 ed.15 2023(5) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩 割れた鏡を売る少女 ed.15 2023(6) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩　 割れた鏡の国のアリスパート2 ed.15 2023(7) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。

月夜乃散歩 美しき姉妹 ed.15 2023(8) A3 デジタルプリント シートのみ エディションナンバーは選べません。 月夜乃散歩 現実と幻想の境界性アーティスト 「キレイ」と「コワイ」は紙一重。 月の光に照らし出されて、不安のアレゴリーの饗宴が始まろうとしている。 　　　　　飯沢耕太郎（写真評論家） ​ 「不安と耽美」 ​ 暗示的で非現実的そして夢幻的な表現で作り出される「月夜乃散歩」の世界は、彼の心の暗闇に潜む深い不安を、割れたアンティークなガラス瓶のかけらや、廃墟の思わせる背景に宙を舞う無表情の少女達の姿を借りて、シュールに投影させている。 彼の作品の特徴は、絵画のような落ち着いた色調に仕上げる為に、製作過程で中世の寺院の壁や廃墟のテクスチャーを何枚も重ね合わせ、さらに不安の心像を象徴的に現すアレゴリーを幾つも織り込んでいるところにある。 いかにもマニエリストらしい表現である。 彼の作品を見た瞬間、時の止まった静寂さと異次元の世界への迷いと戸惑いを感じさせるが、何時の間にか静かな安らぎと耽美な世界に包まれてゆく快感に、浸っていることに気づかされる「月夜乃散歩」は、月の光に照らし出された心の不安の在り処を求めて、永遠にさ迷い続けるのであろう。