齋藤悠紀「千重波ーアマビエ」
銅版画/ 和紙に雁皮刷り
イメージサイズ18×14cm
ed60
シート16.500円
非日常が日常になった日々の中、古い言い伝えを知りました。 SNSであっという間にシェアされたそれは、まるで息を吹き返したようです。 一人の人生を生きる人間とは生き方が異なる、八百万の神。 私は、人から人へ、個人や時代を軽々と飛び越え生き続けるもの達が棲む場所(間)をテーマに描 いています。疫病を鎮めるという古い逸話に語られる「アマビエ」の現代への再訪は、私にとって特 に気になる事象でした。
荒波の中、いたって静かな表情の、波乗りアマビエです。
“ Thousands of wave ーAMABIEー “
etching,burin/Gampi paper,Washi paper
During the days when extraordinarily became everyday, I learned an old tradition.
It was shared on SNS in a blink of an eyes, and seems to come back to life.
The eight hundred million gods,whose lives differ from those who lives in one life.
I draw from person to person the theme of the place (between)where individuals and people who easily jump over the times live and live.
The revisit of “AMABIE” to the present day, which is told in the old anecdote of calming the plague, was a matter of particular concern to me.
It is a wave-riding “AMABIE” with a very calm expression in the rough sea.
齋藤悠紀i
1982 埼玉県生まれ
2008 東京造形大学大学院 造形研究科 美術研究領域 修了 近年は銅版画の他、箔を使用した多層ガラス絵などで制作。全国の画廊や百貨店で展覧会多数。
近年の個展
’16 伊勢丹新宿、伊勢丹浦和、柳沢画廊(さいたま市)、 アートギャラリーミューズ(前橋)
’17 東急百貨店たまプラーザ店、伊勢丹浦和
’18 銀座三越
’19 阪神梅田、伊勢丹浦和
受賞
’05 WillaGallery/ポーランド、NapocaArtMuseum/ルーマニア ’07 東京都美術館
’09 ソウル市立美術館/韓国
パブリックコレクション
WillaGallery、NapocaArtMuseum、東京造形大学図書館、うらわ美術館、町田国際版画美術館、国立台湾美 術館(台湾)、MECCA DESIGN GROUP(韓国)、日本美術技術漫画博物館(ポーランド)